6月になりました。梅雨の季節は湿気もありジメジメしているため、気分もどんよりしがちですよね。今回はカピバラと雨(水)についてお話したいと思います。
カピバラといえば、草原でのんびり暮らしているイメージがありますが、実はカピバラは水辺の生き物なのです。
野生のカピバラは、南アメリカ東部アマゾン川流域を中心とした、温暖な水辺に生息しています。群れを成して泳ぎ、天敵であるジャガーやワニやアナコンダ等の捕食動物から身を隠すために、5分以上もの潜水ができるそうです。鼻先だけを水上に出して眠ることもあります。
カピバラは水辺に生息しています
水の中が大好きで泳ぎも得意
カピバラは人になつくので、「かわいいペット」をテーマに餌やりやふれあい展示する動物園もあれば、「お風呂に入る癒し系動物」というテーマに温泉イベント等を全面に押し出す動物園もあれば、「野生の行動」をテーマに、アマゾン川流域の湿地帯をイメージした大きな池や陸地を用意している行動展示型の動物園もあります。
どのタイプの動物園もカピバラの魅力を感じることができるのでオススメですよ。
また、梅雨の時期によくみられる光景をご紹介します。
水辺に生息して水が大好きなはずのカピバラですが、雨が降るとよく雨宿りをします。
カピバラ家族みんなで雨宿りしています。
この光景を初めてみたときは、「マジかー!」と笑っちゃいました。
体が濡れるのが嫌というより、雨で体温が下がるのが嫌なのでしょうか。
人間と同じように「雨かぁ、外で遊びたくないなぁ。」などと考えているのでしょうか。
カピバラのどこか哀愁漂う雨宿り姿をみながら、カピバラが何を考えているのか想像するのも、楽しいかもしれません。また、なんといっても雨の日の動物園は人が少ないためカピバラさんを独占できる確率が上がります(*^^*)
雨の日のカピバラ。普段より活動的ではないですが、面白い光景に出会うかもしれません。是非、動物園に足を運んでカピバラたちに癒やされてみてくださいね!
※写真出典 CapybaraSiesta